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梓「お!」

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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 19:42:56.27 ID:3+Fm+95g0

─朝

梓「…ふぁ~あ、よく寝た~」

梓「ん?何かお尻に違和感…」モゾモゾ

梓「こ…これは!?…ネコのしっぽ?」


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 19:47:41.06 ID:3+Fm+95g0

梓「まずい…こんなもの唯先輩とかさわ子先生にでも見られたら…」

~~~~

唯『あ~!しっぽ!これで本当のあずにゃんだね!』ギュッ

さわ子『しっぽだけじゃバランス悪いでしょ?はい、ネコミミ』カチャ

唯『ほらほらあずにゃん、ネコさんは語尾に「にゃ」ってつけなきゃ~』

さわ子『しっぽがあると制服着づらいでしょ?なんなら私が特製の制服つくってあげるわよ!』

~~~~

梓「あわわ…何とかしないと…」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 19:52:14.07 ID:3+Fm+95g0

梓「まずは触ってみよう…」

梓「!…やっぱり感覚はあるね…」

梓「動かせるのかな?」

梓「うーん!うーん!」グググ

梓「…はぁ~、動かし方が分らない」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 20:05:39.92 ID:3+Fm+95g0

梓「…っていうかこんなの生えてて登校できるのかなぁ?」

梓「スカートじゃあ隠せない…ね」

梓「せめてしっぽをお腹に巻きつけることができれば問題なく隠せるのに…」

梓「…どっかの戦闘種族みたい」

梓「はぁ~…学校行きたくない」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 20:13:24.53 ID:3+Fm+95g0

梓「ふん!」ピン

梓「おお!大分コントロールが効くようになってきた!」

梓「あ、もうこんな時間…起きなきゃ」

梓「しっぽのこと、家族には話すべきか…」

梓「…気づかれたらでいいか」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 20:22:50.08 ID:3+Fm+95g0
梓「案外気づかれなかった、まぁちゃんと隠せるように練習したし」

梓「これなら学校行っても大丈夫そうだね」

梓「授業受けときたいし、部活動だってしたいし」

梓「…よし、着替え完了!」

梓「うん、これなら多分ばれないよ」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 20:34:18.13 ID:3+Fm+95g0

─道端

「あ、人間だにゃ」

梓「ん?何か聞こえたような…」

梓「あ、ネコ」

梓「…な、撫でてもいいかな?」ソーッ

猫「フシャー!」

梓「あ、ごめん…」

「なんかあの人間は好かないにゃ…」

梓「?…幻聴?私けっこうヤバいのかな…」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 20:45:29.70 ID:3+Fm+95g0

─学校

憂「おはよー梓ちゃん」

梓「おはよ、憂」

純「おはよう二人ともぉ!」

憂「純ちゃんもおはよう」

梓「…」

純「梓は言ってくれないの?」

梓「えー、いちいち面倒臭いじゃん」

純「ひどーい!」

憂「まぁまぁ」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 20:55:24.41 ID:3+Fm+95g0

憂「…そこでお姉ちゃんが…」ワイワイ

純「…あはは、言いそう言いそう…」ガヤガヤ

梓(この二人には話してもいい気がするなぁ…)

梓(いや、純はダメかも…茶化されそうだし口軽そう)

憂「梓ちゃん」

梓「はい!?な、なぁに憂…」ドキドキ

憂「悩みがあるなら言ってね」

梓「わ、私は別に…」

憂「あと純ちゃんは梓ちゃんが思ってるほど口軽くないよ♪」

梓「心を読まないで~!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 21:03:57.54 ID:UVwYSNFMP

僕は、とても、期待しています。

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 21:07:45.11 ID:3+Fm+95g0

純「私…梓にそんな風に思われてたんだ…」シュン

梓「いや、ちがっ、これは…」

純「…で、梓の悩みって何よ?」

梓「はぁ…純ってホントにアレだね…」

純「アレってなによう!」

梓「何でもないよ」

純「もー、誤魔化さないでよー」プリプリ

憂「で、梓ちゃんの悩みは?」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 21:18:23.97 ID:3+Fm+95g0

梓「…絶対に茶化さないでね」

憂「うん」

純「多分ね」

梓「…朝起きたらしっぽが生えてた」

憂「へぇ~、そんなこともあるんだ~」

純「何?何のしっぽ!?」ガタッ

梓「純!そんなおっきい声出したら他の人に聞かれちゃうでしょ…」

純「あはは、ごめんごめん」

梓「まぁ、ネコのしっぽなんだけど…」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 21:26:16.67 ID:3+Fm+95g0

純「ネコかぁ~…いいね!」

梓「何が!?」

憂「可愛いと思うよ!」

梓「いや、そういう問題じゃないから!」ピョコピョコ

純「あ、梓…しっぽ…」

梓「へ?…ぎゃ!しっぽ出ちゃってる!」

純「興奮しすぎたんだね」

「何アレ?可愛いー」

「あの子軽音部の…」

「どうやって動いてるんだろね」

梓「もうやだーーーーーーーーー!」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 21:40:29.12 ID:3+Fm+95g0

純「梓がキレた…」

憂「ほらほら梓ちゃん、よしよし…」ナデナデ

梓「う…」ゴロゴロ

純「まんまネコだね」

憂「いやー、罰ゲームにしてはやりすぎだったかなー?」

梓「?」

「なんだ、罰ゲームかぁ」

「平沢さんにそんな趣味が…」

梓「…庇ってくれてありがとう憂」

憂「どういたしまして、でも庇った代わりに…」

梓「?」

憂「抱きつかせて!」ギュッ

梓「にゃ!?」

純「熱いね~お二人さん」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 21:58:30.43 ID:3+Fm+95g0

─お昼

純「あ、梓のお弁当」

梓「?」

純「イカリングじゃないそれ?」

梓「オニオンリングだけど…」

純「どっちもダメだよ、ネコにはネギとかイカは毒なんだよ」

梓「別にネコじゃないし」

憂「でもちょっと心配だね…」

純「そうそう、だから私が食べてあげよう!」

梓「それが目的でしょ!」

梓「もう!変な理由つけて人の食べ物漁るの禁止!」モグモグ

梓「う…気持ち悪い…」

純「言わんこっちゃない」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 22:13:43.72 ID:3+Fm+95g0

梓「はぁ~…ネコが食べられないものは食べられないの?」

純「さてね、なんならキャットフード持ってきてあげようか?」

梓「茶化さないって言ったじゃん!」

憂「ほらほら、興奮するとまたしっぽ出ちゃうよ」

梓「あ、危ない…」

純「ふふん、今度から梓をわざと興奮させればいじれるな」ニヤリ

梓「純のバカ!ボンバヘッ!」ピョコピョコ

純「ボンバヘッって何よー」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 22:23:03.84 ID:3+Fm+95g0

─放課後

梓「はぁ…今日は散々だった…」

梓「先輩がたには秘密にしないと…」

~~~~

律「にゃ~んって言って、にゃ~んって!」

唯「あずにゃん可愛い」ナデナデ

紬「素敵♪似合ってるわよ、梓ちゃん!」ナデナデ

澪「梓…可愛いな」ナデナデ

~~~~

梓「ふへへ…」ピコピコ

梓「…って違う違う!何変な想像してるんだ!」

梓「はぁ…無事乗り切れるかな…」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 22:33:51.04 ID:3+Fm+95g0

ガチャ

唯「あ、あずにゃーん!」ギュッ

梓「やめてください唯先輩!」

唯「いいじゃーん」スリスリ

梓「にゃー!」ガリッ

唯「わ!痛い…」

梓「あわわ、大丈夫ですか唯先輩…」

唯「ごめんねあずにゃん、ちょっと私も調子乗ってたよ…」

梓「べ、別にそういうわけじゃあ…」

紬「はい、唯ちゃんバンソーコよ」

唯「ありがとうムギちゃん」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 22:44:27.22 ID:3+Fm+95g0

律「さすがにやりすぎじゃないか、梓」

梓「ごめんなさい唯先輩、ここまでする気じゃあなかったんです…」

唯「いいよあずにゃん、あずにゃんが嫌がってるのにベタベタした私が悪いんだから」

澪「まぁ無事で何より…」

唯「でも罰としてあずにゃんは今日一日ネコミミね!」

澪「調子に乗るなよ!」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 22:53:41.79 ID:3+Fm+95g0

梓「い、いいでしょう、やってやるです!」

唯「やったー!」

律「まぁ本人たちの仲直りのためならいいんじゃないか?」

澪「ああ、そうだな」

紬「お茶淹れたわよ~」

唯「わーい、今日はお菓子何かな~」

紬「ショコラよ♪」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 23:05:14.46 ID:3+Fm+95g0

梓(待てよ…たしか犬猫にチョコを与えちゃダメだってネットで見たような…)

梓(でも食べなきゃ不審がられてバレちゃうかも…)

唯「どったのー、あずにゃん?」

梓「い、いえ!何でもないです!」

唯「?…何でもないならいいんだけど…」

梓(う…不審がられないようにしようとする度に自分を追い詰めてるような…)

律「梓、食べないのか?」

梓「た、食べますよ、もちろん!」

梓(ええい、ままよ!)


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 23:21:19.18 ID:3+Fm+95g0

梓「ふむっ!」モグ

梓「う…お、おいしい…です」

澪「…大丈夫か?梓」

梓「はは…私は大丈夫ですよぉ…おいしすぎて逆に気持ち悪いだけですよ」

律「言ってることがおかしいぞ、梓…」

唯「もしかして、私がネコミミを要求したせいでネコさんみたいにチョコダメになっちゃった?」

澪「なんだよそれ…」

梓(唯先輩は妙に感がいいから困る…)

梓「と、とりあえず私は大丈夫ですから!心配しないでください!」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 23:30:44.30 ID:3+Fm+95g0

紬「…」ジー

梓「な、なんですか?ムギ先輩…」

紬「これは隠し事をしている眼ね…」

梓「にゃ!?そ、そそそそんなわけないじゃないですかぁ、あはははは…」アワアワ

律「わかりやすい反応だな」

紬「良ければ教えて、私たちが力になるわよ」

梓(はぁ…もう話しちゃおう、最悪先生にさえ聞かれなければいいや)

梓「実は…」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 23:33:13.95 ID:XTgShgbBO

面白い

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 23:40:57.85 ID:3+Fm+95g0

紬「そんなことが…」

唯「すごい!ホントに動いてる!」

律「ネコミミにしっぽで完璧にネコだなこりゃ」

梓「ネコじゃないです!」

さわ子「いいじゃない、ネコでも」

梓「良くないです!」

梓「…って、いたんですか?」

さわ子「ええ、ずっと…私が居ちゃ悪い?」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 23:52:23.30 ID:3+Fm+95g0

梓「終わった…もう私は軽音部のネコ確定だ…」ガックシ

紬「軽音部のネコ…///」

律「ムギ…違うからな、多分意味が」

さわ子「もしかして梓ちゃん、私がしっぽを見たらコスプレさせられるとか思ってたでしょ?」

梓「…違いますか?」

さわ子「もちろんコスプレさせようと思ったけど、それ以前に本人の身が心配になったわよ、教育者として」

梓「思ったんじゃないですか…」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /07(木) 23:58:38.03 ID:3+Fm+95g0

さわ子「服に不便があったら私に頼ってね」モグモグ

梓「ヘンなの作らないで下さいよ…」

さわ子「あら、失礼しちゃう!可愛いのを作るわよ」

梓「その可愛いのっていうのが怪しいです…」

梓「でも…みんな思ってたより親身になってくれてよかった…」

唯「いやあ、それほどでもー」

梓「へ?あ、いや、今のは心の声で決して…」

律「まあいいじゃん、私たちはその言葉を聞いて嬉しいぞ」

梓「え?律先輩は関係ないじゃないですか」

律「中野ー!私の扱いひどくね!?」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 00:07:14.52 ID:ON6hODIc0

澪「じゃあこのことは軽音部のヒミツってことでいいな」

梓「あ、あの…憂と純にはもう言ってるんで…」

唯「憂には言ったのに私には秘密にしてたの~?」ブー

梓「…だって唯先輩はネコ扱いしてきますから」

澪「自業自得だな」

唯「むぅ…反論できない…」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 00:20:10.09 ID:ON6hODIc0

─練習後

澪「じゃあ今日はもう遅いし、帰るか」

律「おう!」

澪「帰る時になって元気出すなよ!」ポカ

律「へっへー…」

梓「…」

唯「どうしたの、あずにゃん?」

梓「いえ、私にしっぽが生えたぐらいじゃ日常って変わらないものなんですね」

紬「だって、梓ちゃんは梓ちゃんだもの」

梓「ムギ先輩…」

唯「そうだよ、しっぽが生えてたとしても…あずにゃんはあずにゃんだよ!」

梓「唯先輩、ムギ先輩とまったく同じこと言ってますよ」

唯「ありゃ?」

紬「うふふ、じゃあ私たちも帰りましょうか♪」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 00:33:35.03 ID:ON6hODIc0

「あの人間に撫でてもらうかにゃ」

梓「ん?なんです、唯先輩」

唯「ん?私は何も言ってないよ」

梓「すみません、朝から幻聴が聞こえるみたいです」

唯「あ、ネコさん!おいでおいで~」

梓(あれは朝のネコ…)

唯「ほうれほうれ、わしゃしゃしゃしゃ♪」ナデナデ

猫「♪」ゴロゴロ

「気持ちいにゃあ♪」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 00:44:48.57 ID:ON6hODIc0

梓「…もしかして、ネコの声が聞こえる?」

梓「私も撫でていいですか?」

唯「どうぞどうぞ」

「この人間はなんか近寄りがたいにゃ…」

梓「ごめんね、近寄りがたくて」ナデナデ

猫「♪」ゴロゴロ

「でもテクニックはなかなかのものにゃ♪」

梓「褒めてくれてありがとうね」

唯「?」

唯「ネコさん、あずにゃんのこと褒めてたの?」

梓「はい、テクニックをお褒め頂きました」

唯「猫の心がわかる、さすがあずにゃんだね!」

梓「どういう意味ですか、ソレ」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 00:56:52.30 ID:ON6hODIc0

「また私が撫でてほしい時にくるにゃ」

梓「我ままだなぁ、さすがネコだね…」

唯「いいなぁ、私もネコさんの声聞きたいよ」

梓「きっと後悔しますよ」

唯「なんで?」

梓「あのネコ、唯先輩のこと悪く言ってましたから」

唯「ええ!なんでー」ガーン

梓「ふふ、嘘です、褒めてましたよ、唯先輩のこと」

唯「もー!あずにゃんったらぁ…」

梓「…あ、それじゃあ私はここで」

唯「じゃあね、あずにゃん」

梓「また明日です」

梓(先輩がたも先生も、憂と純も意外と普通の反応だったな)

梓(やっぱり家族には言うことにしよう)


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 01:06:38.01 ID:ON6hODIc0

─翌朝

梓「…ふぁ~あ、よく寝た~」

梓「…ん?あれ?」

梓「しっぽが…ない…」

梓「良かった、もとに戻れた」

梓「…」

梓「別に寂しくなんかないし…」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 01:16:13.98 ID:ON6hODIc0

─道端

梓「あ、昨日のネコ」

猫「にゃあ♪」

梓「撫でられたいの?」ナデナデ

猫「♪」ゴロゴロ

梓「ふふ♪撫でてほしくなったらいつでも頼ってよ?」

「また頼むにゃあ」

梓「…今日もまだ幻聴が聞こえる、かな?」

おわり
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /08(金) 01:18:00.35 ID:b+/LVIFo0


よかった
次が楽しみ




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