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梓「魅惑の澪っぱい」

mio_best8.jpg


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 20:55:57.75 ID:Kj17ynJE0

これは私ととある巨乳との出会いから別れまでを綴った半年間の記録である。
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:00:58.03 ID:Kj17ynJE0

09年4月、私は桜ヶ丘高校に入学した。
地元でも評判の良く、
私自身もずっと憧れていた高校に入れたということで
これからの高校生活への期待で私は胸がいっぱいだった。

昔からギターを弾いていたので
部活はジャズ研究部にしようと思ったが
軽音楽部の新勧ライブに不覚にも感動してしまった私は
迷うことなく軽音楽部の拠点である音楽準備室の扉を叩いた。

梓「あのー、入部希望……なんですけど」

紬「りっちゃん、1年生が来たわよ!」

律「なに、確保だ確保!」

唯「合点承知之助!」

中学の頃は帰宅部だったので
部活動というものに慣れておらず
いささか以上に緊張していた私を
先輩たちは暖かく迎え入れてくれた。


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:05:58.31 ID:Kj17ynJE0

律「私が部長の田井中律! で、こっちが……」

紬「キーボード担当、琴吹紬です。よろしくね」

唯「私はギターの平沢唯だよーん」

梓「中野梓、です。
  あ、私もギターやってるんです」

唯「なんと奇遇な!」

律「ほー、じゃあこれからは5人のツインギター体制だな」

梓「5人……?
  もう一人いらっしゃるんですか」

律「ああ、まだ来てないけどな……」

と、その時、扉がひらいた。

ガチャ
澪「ごめんごめん、遅れちゃって」

彼女が軽音部の最後の一人か、
綺麗な人だな、背も高いし……
などと思いながら私は彼女のことを眺めていた。
が、すぐに異様な気配に気づいた。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:10:58.87 ID:Kj17ynJE0

気配の正体はすぐに分かった。
澪先輩と私以外の3人……
つまり唯先輩、律先輩、ムギ先輩の纏う雰囲気が、
澪先輩の登場を機に一気に変わってしまったのだ。
何がどう変わったのかは説明がつかないが、
とにかく私は3人の先輩たちから
異様な何かを感じ取っていた。

澪先輩はなにも気づいていないようで、
新入部員である私に興味津々だった。

澪「へえ、ギター経験者なんだ。
  どのくらいやってるの?」

梓「小学4年の時からですね」

澪「じゃあもう5、6年はやってるのか。
  うちの部じゃ一番のベテランかなー」

梓「そうなんですか」

澪「あ、ムギは4歳からピアノやってたんだっけ」

一通り自己紹介がわりの雑談を済ませたあと
軽音楽部としての活動が始まった。
しかし3人の先輩たちは相変わらず異様なオーラを纏っていて
私は演奏に集中することができなかった。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:15:59.33 ID:Kj17ynJE0

日も傾き始めたので
適当なところで練習を切り上げて
その日は解散となった。

澪「じゃあ帰ろうか」

唯「あ、私はちょっと用事があるんだ」

律「実は私も……ちょっとクラスのアレで」

澪「クラスの用事ってことは、ムギも?」

紬「そうなのよ、ごめんなさい。
  遅くなるだろうから先に帰っててくれない?」

澪「仕方ないな、じゃあ梓、一緒に帰ろう」

梓「え、あ、はい」

澪「じゃあな、みんな」

梓「あ、おつかれさまでした、失礼します」

律「ふーい、また明日~」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:20:59.68 ID:Kj17ynJE0

校舎内にはほとんど誰も残っていないようだった。
夕日が差し込んでオレンジ色に照らされる廊下を
私と澪先輩は昇降口に向かって歩いていた。

澪「部活、楽しかった?
  ちょっと雰囲気はゆるいかも知れないけど」

梓「え、ああ、そうですね、楽しかったです」

澪「そっか、それなら良かった」

澪先輩は色々と話を振ってくれたが
私には部活中の3人の先輩の変化が気になって仕方なかった。
きっと先輩たちには何か裏がある。
さきほど言っていた「クラスの用事がある」なんてのは
私たちを先に帰らせて3人で何かをするための口実に違いない……
証拠などなかったが私の直感がそう告げていた。

梓「あの、すみません。
  じ、実は私もちょっと用事あるんでした。
  先生に呼ばれてて」

澪「あ、そうなのか? じゃあ早く行かないと……」

梓「はい、今から行ってくるので澪先輩は先に帰っててください。
  じゃ、失礼します」

澪先輩に適当に挨拶とお辞儀をし、
私は踵を返して駆け出していった。
行き先は言わずもがな。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:26:00.18 ID:Kj17ynJE0

予想通り音楽準備室には3人の先輩たちが残っていた。
私はバレないように扉の影からこっそりと中をうかがった。

私が見る限りでは特別なことはしていないように見えた。
ただ唯先輩と律先輩が、残ったクッキーを食べていて
ムギ先輩が2人のコップにお茶をついでいる。

まさかお菓子を食べたかっただけなのだろうか。
それならなぜ澪先輩を先に帰らせたのだ。
もしかして澪先輩は嫌われているのか。
いや、あの部活中のアレは
人を嫌っているとかそういう単純な雰囲気じゃない、
もっと、別の……

考えを巡らせていると、
律先輩が椅子の上に立ち上がり、
右手を高く掲げて
こう宣言した。

律「ではこれよりー、澪っぱいの会・定例会議を行ないます」

唯先輩とムギ先輩が拍手を以てしてそれに賛同する。
律先輩は席に座りなおした。

私はワケが分からなかった。

梓(澪っぱい? 定例会議? なんのこっちゃ……)


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:30:59.65 ID:Kj17ynJE0

展開についていけない私を置き去りにして
「定例会議」は始まった。

律「ではまず和からの報告を発表する。
  今日の澪のブラジャーはピンク3」

唯「ピンク3か。一番オキニのやつだね」

紬「そして一番サイズが大きい」

唯「ということは順調に成長してきているというわけだね」

紬「でしょうね。近いうちにブラの追加購入があると見て間違いないでしょう」

唯「どんなのかな~楽しみだな~」

律「次も和からの報告。
  体育の時間における澪の乳揺れを
  超高性能小型カメラで撮影することに成功した」

紬「なんですって? ついに成功したのね?」

唯「和ちゃんありがとう……今度アイスおごってあげなきゃ」

紬「琴吹家総力を上げてカメラを開発したかいがあったわ」

律「ここにビデオがある。早速見てみよう」


梓(なんやこれぇ……)


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:35:59.91 ID:Kj17ynJE0

私はワケがわからないながらも
少しずつ状況を把握していた。
先輩たちの言う「澪っぱい」とは読んで字の如く
「澪先輩のおっぱい」のことであり
その澪っぱい愛好家である先輩たちが
ときどき定例会議を開いて
澪っぱいについて語り合ったり
新たに得た情報なんかを発表しあったりする……
というようなことらしかった。

会議は一時間ほど続けられた。
その間、先輩たちは澪っぱいについて
真剣な議論と分析を交わしていた。
私は先輩に対して激しく幻滅した。

律「では最後に……盗撮した澪っぱい生写真を配布する」

唯「おお、待ちかねたよお。和ちゃんのぶんも頂戴ね」

律「分かってる。ほれ、2枚。ムギも」

唯「おほおー、ふほほーぉ、相変わらずたまりませんなぁー」

律「写真はそれだけだ。では澪っぱいの会の歌を斉唱し、
  今回の定例会議を締めくくりたいと思う。総員、起立!」

律先輩の号令のもと、2人は立ち上がった。
そしてムギ先輩がオルガンで曲を弾きはじめた。


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:41:00.77 ID:Kj17ynJE0

『澪っぱいの会の歌』

作詞:曽我部恵 作曲:琴吹紬


乳のもとに 集いし我ら
志は 天より高く
愛しき乳を 愛でるため
我ら火の中 水の中

嗚呼 澪っぱい 澪っぱい 澪っぱい
ともに歩まん


闇の中に 灯さる光
それこそ秋山澪の乳
迷える我らを 救いたもう
二つの乳首が 道しるべ

嗚呼 澪っぱい 澪っぱい 澪っぱい
我らの希望


撫子なら 誰も焦がれる
理想の乳は 我らと共に
強く気高き その乳に
我らの未来を 託そうぞ

嗚呼 澪っぱい 澪っぱい 澪っぱい
美しくあれ


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:46:02.38 ID:Kj17ynJE0

荘厳で迫力のある歌だった。
歌っているのが女3人なのでしょぼく聞こえるが
この歌に込められた想い……いや、執念は相当なものであるというのは
私にも分かった。

律「今回の定例会議はこれで終了とする。
  それでは、澪っぱ~い」

唯「澪っぱ~い」

紬「澪っぱ~い」

右手を挙げてあいさつを交わす姿は
ナチスドイツのヒットラー賛美を思い起こさせた。

律「じゃあさっさと帰るか、もう暗いし」

唯「そうだねー」

そこで初めて私はこのままでは
見つかってしまうということに気がついた。
なぜ最後まで定例会議を覗いてしまったのか、
なにをしているのか確認するだけで
さっさと帰ってしまえば良かったものを。
しかし今さら後悔しても遅かった。
周りに隠れる場所はない。
先輩たちが準備室のドアを開くまでに
この場から逃げ去ってしまえるほどの脚力もない。
私は腹をくくった。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:51:03.16 ID:Kj17ynJE0

先輩たちがドアを開けたので
私は先輩たちに見つかってしまった。

唯「あれ、どうしたの?
  まだ帰ってなかったの?」

梓「あ、はあ、まあ……」

紬「そう、じゃあ一緒に帰りましょうか」

梓「あ、はい」

唯先輩とムギ先輩はノンキだったが
律先輩だけは険しい表情をしていた。
私が定例会議を盗み見ていたことを明らかに気づいていた。

律「……ちょっと待て」

紬「何?」

律「お前……
  私たちの話、聞いてたか?」

唯「えっ……聞いてたの?」

ごまかしても仕方がないので
私は正直に打ち明けてやった。

梓「はい、聞いてました。すみません」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 21:56:03.61 ID:Kj17ynJE0

紬「……」

律「どこから聞いてた?」

梓「えっと……全部」

唯「全部……」

律「っ……」

紬「どうするの……部外者に聞かれたとなれば問題になるわよ。
  私たちの活動が公になってしまうと……」

唯「そうだよ、私たちはあくまで裏組織なのに……」

律「分かってる……こうなったら、
  こいつに口封じを施すしかねーだろ」

梓「ひいっ!!」

紬「そうね……少し手荒だけど」

梓「や、やめてください、絶対誰にも言いませんから!
  誓います、見たこと聞いたこと口外しません!
  だから見逃してください、お願いします、お願いします!」

唯「暴力はやめようよぉ、こんなに必死に土下座してるんだし」

律「でも……」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:01:04.05 ID:Kj17ynJE0

この時のムギ先輩は確かに人殺しの目をしていた。
それに恐怖した私はただひたすら
泣きながら土下座を繰り返した。
そのためここでどのような会話が
3人の先輩たちの間で交わされたかは分からないが
とりあえず私は見逃してもらえることになった。

その日、私は先輩たちと下校した。

梓「すみません……ほんとに」

律「もういいって、謝んなくても。
  でも口外したらその時は……」

梓「ひいいい!」

唯「もー、脅しちゃ駄目だよりっちゃん」

梓「てゆーか、そのー……
  そもそもあれは何だったんですか……?」

唯「ああ、あれは澪ちゃんのおっぱいに夢中な人が集う、
  その名も『澪っぱいの会』だよ」

梓「そのまんまですね……」

紬「私たち澪っぱいの会は澪ファンクラブの裏組織……
  表立って活動するファンクラブを隠れ蓑にしている、
  と言ったほうが正しいかしらね」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:06:16.22 ID:Kj17ynJE0

梓「はあ……で、澪先輩のおっぱいというのは、
  何がそんなに凄いんですか」

紬「梓ちゃんは何も感じなかった?
  今日、澪ちゃんのおっぱいを見て」

梓「いや制服の上から見ただけですし……
  大きいなあとは思いましたけど」

唯「ふふ、大きい小さいとか、
  そういう次元の話じゃないよ、あのおっぱいは」

紬「おっぱいにとって必要な要素、
  それをすべて兼ね備えている……
  私が今まで見てきた数多のおっぱいの中でも最高のおっぱいよ、
  澪っぱいは」

梓「はあ」

紬「いずれ梓ちゃんにも、
  澪っぱいの魅力が分かるときが来るわ」

唯「あのおっぱいはもはや芸術だよ~」

梓「へえ」

律「……」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:11:07.81 ID:Kj17ynJE0

唯先輩とムギ先輩は澪先輩のおっぱいについて
異常なほどの熱意を込めて長々と語ってくれたが
私はそれをまともに受け入れることが出来なかった。
確かに同性から見ても魅力的な同性というのは存在する。
しかし同性の体の一部でしかないおっぱいに
そこまでの執着を見せる理由が私には分からなかったのだ。

私は「澪っぱいの会」に干渉しないことにした。
なんかどう見てもヘンタイっぽいし、
こんなストーカー紛いの行為は褒められたものではない。
私が関わらないようにしているのを察してか
先輩たちも私の前では澪っぱいの話をしなくなった。

私は全力でスルーしていたのだが
「澪っぱいの会」の活動は音楽準備室で行われるため
いやでも活動は目に入ってしまった。
本業である軽音楽部の活動よりも熱が入っているように見えたことも、
私が澪っぱいの会を避ける理由の一つに
無意識のうちに加わっていたかも知れない。

やがて6月になり、衣替えになった。
薄くなった制服の生地を澪先輩のおっぱいが盛り上げるように
澪っぱいの会の活動も盛り上がっていった。
特に唯先輩は通常時でも興奮を隠しきれない様子で
それは中学生男子を彷彿とさせた。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:16:08.54 ID:Kj17ynJE0

澪「ふー、最近急に暑くなってきたな」

梓「そうですね、もう6月ですし。すっかり夏ですね」

唯「あ、暑いならさあ、セーター脱いだらどうかなあ、ふひ、ふひひひ」

梓「……」

澪「そーだな」ぬぎぬぎ

セーターを脱いでブラウス1枚になった澪先輩。
薄手の白い生地からはばっちりと下着が透けていて……

唯「オゥフ! Great!」

澪「え、何?」

紬「唯ちゃん、落ち着いて」

唯「これが落ち着かずにいられるわけ無いじゃん!
  ちょっとトイレ行ってくる、先に練習しといて!」

梓「あ、唯先輩……」

紬「まったく唯ちゃんにも困ったものね……
  えー、今日は水色……と」

梓「……」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:21:08.35 ID:Kj17ynJE0

唯先輩は20分ほど経ってからトイレから戻ってきた。
やたらと顔がつやつやしていたのは気のせいではあるまい。

この日は律先輩が休みだったので
早めに練習は打ち切られた。
澪先輩は律先輩の見舞いに行くと言って
さっさと帰っていってしまった。

澪先輩のいない空間で
残された2人の先輩がする話と言ったら一つしか思い浮かばなかった。
私も早々に退散しようとしたが
唯先輩に首根っこをつかまれてしまった。

梓「ぐえっ」

唯「先帰らないでよ、一緒に帰ろうよ」

梓「えー、今日はアレないんですか」

紬「澪っぱいの会の定例会議なら、りっちゃんがいないと出来ないのよ」

梓「そうだったんですか」

唯「出来ないことはないんだけど、
  あとでりっちゃんに怒られるんだよね。
  『私抜きでやるなー!』って」

梓「へえ」

紬「ふふ、だから今日は解散なの」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:26:08.55 ID:Kj17ynJE0

澪っぱいの会の定例会議はなかったが
帰り道ではもっぱら澪っぱいの話で持ちきりであった。
もっとも唯先輩が一方的に喋っていただけなのだが。

唯「いやーセーター脱いだときやばかったね!
  こうおっぱいが! おっぱいが、ぷるんって!
  見た? あずにゃん」

梓「いえ……見てなかったです」

唯「あーもう勿体ないなー!
  ちゃんと見とかなきゃダメだよー、
  あの重量感あふれるおっぱいがこうゆさっと」

梓「……」

唯「そしてプルンと」

紬「唯ちゃん。梓ちゃんがドン引きしてるわよ」

唯「えー、別に引いてないよねー。
  あずにゃんも澪っぱいの良さを分かってくれるはずだよね」

梓「ははは……」

唯「あ、そうだ。憂におつかい頼まれてたんだった!
  ごめん私先に帰るね、ばいばーい」

梓「はい、また明日……」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:31:08.16 ID:Kj17ynJE0

紬「唯ちゃんにも困ったものね。
  夏服になってからやたらとテンションが上がっちゃって。
  悪気はないと思うから許してあげて」

梓「はい……
  てゆーか前から疑問だったんですけど
  なんであんなに澪先輩のおっぱいに夢中なんですか、
  唯先輩もムギ先輩も」

紬「私と唯ちゃんはちょっと違うわ。
  唯ちゃんは心の底から澪っぱいに惚れてるの」

梓「はぁ」

紬「いや、魅入られている……虜になっている、
  と言ったほうが適切かもしれないわね。
  唯ちゃんの頭は四六時中、澪っぱいのことでいっぱいよ」

梓「どうしてそんなに?」

紬「どうして……と言われてもね。
  理由なんて分からないわ……
  いや、理由なんてないのかも。
  言葉で説明できないからこそ
  あそこまで感情を全開にして夢中になれる……
  私はそう思うわ」

梓「よく分かりません」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:36:09.01 ID:Kj17ynJE0

紬「まあ確かなことは本人にしか分からないでしょうね」

梓「ムギ先輩は?
  どうして澪先輩のおっぱいが好きなんですか?」

紬「私はおっぱいが好きなのよ」

梓「は?」

紬「澪ちゃんのおっぱいだけじゃなく
  世界中のあらゆるおっぱいがね……
  私は今までの人生をおっぱいと共に生き
  おっぱいのために生きてきた」

梓「……」

紬「そしてその中で出会った至高のおっぱい……
  それが澪っぱいだったというわけよ」

梓「なかなか業が深そうですね……」

紬「そうよ、おっぱいの道は生半可な覚悟じゃ進めない。
  でも私は澪っぱいに出会えた……
  それだけでもこの人生に意義があったと思えるわ」

梓「そんな歳で人生悟らないでください……
  唯先輩とムギ先輩が澪先輩のおっぱいを好きな理由はわかりましたけど
  じゃあ律先輩はどうなんですか?」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:41:09.40 ID:Kj17ynJE0

紬「ふふ、りっちゃんは私たちとはちょっと違うわ」

梓「どういうことです?」

紬「私にはまだ確信は持てないけど。
  多分りっちゃんは澪っぱいよりも
  澪ちゃんの存在そのものに執着しているわね」

梓「澪先輩そのものに……?」

紬「そう。あ、この話は私の勝手な予測だから
  誰にも言っちゃダメよ」

梓「言うわけないでしょ……」

このムギ先輩との会話で
私の中にある先輩たちのイメージはだいぶ変わった。悪い方に。
やはりまだまだ先輩たちのおっぱい好きについて
受け入れられない部分はあるが
どうしても受け入れる気にはならなかった。
てゆーか四六時中おっぱいで頭がいっぱいって、
おっぱいの道を求めてきた人生って、
人としてどうなのかと言わざるをえない。

……当時の私はそんなふうに思っていたのだが
そんな私の価値観を一変させるあるイベントが起こる。
夏休み、ムギ先輩の別荘を利用しての合宿である。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:46:09.60 ID:Kj17ynJE0

唯先輩と律先輩が張り切って
遊び道具やお菓子なんかを買い込んでいた時点で
練習のための合宿ではなく
ただの遊ぶための旅行になることは分かりきっていた。
澪先輩はそのことに関してはもう諦めている様子で
「去年も殆ど練習してないんだ……」と自嘲気味に呟いていた。
私も練習方面にはまったく期待せずに
先輩たちとともに別荘へと向かった。

道中、終始唯先輩のテンションがおかしかった。
あまりにもはしゃぎすぎていたため
電車内で他の乗客から白い目で見られることが多々あった。
なんでこんなに……と思ったが
ただ合宿先の海で澪先輩の水着姿が見られることに
期待して舞い上がっていただけだった。
こっちとしてもいい迷惑であった。

電車に揺られること1時間半、
私たちは別荘に到着した。
荷物をおいて早速練習、というわけにはいかず、
唯先輩と律先輩、そしてムギ先輩までもが
さっさと水着に着替えて別荘裏に広がる
プライベートビーチへと飛び出していってしまった。

このままでは練習ができないので
私と澪先輩も3人に倣って海で遊ぶことにした。
澪先輩は「あとから行く」と言ったので
私は水着に着替えて浜辺へと出て行った。


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:51:09.95 ID:Kj17ynJE0

浜辺では律先輩とムギ先輩が水遊びをしていた。
唯先輩はそわそわして落ち着かない様子だった。

唯「あ、あずにゃん! 澪ちゃんはくる?」

梓「ええ、来るっていってました」

唯「YES! そうこなくっちゃね、
  水着の澪っぱいを拝むためだけに来たようなもんだし」

梓「練習は……」

唯「いーのいーの。
  それにあずにゃんだって、アレを見たら
  きっと虜になっちゃうはずだよ。
  私がそうだったようにね」

梓「はあ」

しばらく唯先輩と話していると
やっと澪先輩がやってきた。

澪「ごめん、遅くなっちゃって」

澪先輩は当然水着姿で、
それは結構大胆な黒いビキニだった……
と、ここまでであった。
私の思考が正常に働いていたのは。


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 22:56:11.45 ID:Kj17ynJE0

私は澪先輩のおっぱいから眼が離せなくなっていた。
黒い布地に包まれた、
白くて豊満で深い谷間を形成する澪先輩のおっぱいは、
張り、艶、しっとり感、血管の透け具合、乳輪とのバランス、
弾力性、重さ、柔らかさ、温かさ、香り、味、
おっぱいを特徴付けるこれらの要素は
澪先輩の場合すべてがずば抜けて素晴らしく
このおっぱいが人並外れて神がかったものだというのは
パッと見ただけの私にもすぐに理解できた。

神がかっているという形容は誇張でも何でもない。
私は今まで修学旅行の入浴時などに
たくさんの人のおっぱいを見る機会があった。
おっぱいに自信のなかった私にとってそれは
誰かと自分のおっぱいを見比べて
安心したりショックを受けたりする場でもあった。
しかし澪先輩のおっぱいは私ごときと
比べることすらおごがましいと思わせるほどの
圧倒的な威圧感を以て存在していた。

私は信じることができなかった。
たかがおっぱいに、ここまで衝撃を感じている自分自身を。
しかし現に、神が創りたもうたかのような
至高のおっぱいはたしかに存在する。
おっぱいを持つものならば誰しもがこの澪先輩のおっぱいに
心を打ち砕かれてしまうのは間違いない。
私がそうであるように。

そうして私は澪先輩のおっぱいに囚われ、畏怖と畏敬を抱き、
次の瞬間にはそれは崇拝へと変わっていた。


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:01:11.45 ID:Kj17ynJE0

私が我に帰ったのは夕方、
食事の用意をしている時だった。

梓「はっ……ここはどこっ」

唯「? 別荘だけど。
  ほらあずにゃん、お野菜切っちゃって」

梓「え、ああ……すみません」

唯「ふふ、もしかしてあずにゃんも?」

梓「え、何がですか?」

唯「とぼけなくてもいいのに。
  澪ちゃんのおっぱいに夢中になって
  精神が飛んじゃうなんて、
  去年の私にそっくりだよ~」

梓「べ……別にそんなんじゃありません」

唯「ふーん……まあいいけど」

梓「ほら、早く晩ご飯の準備しちゃいますよっ」

口ではそう言いながらも、
私の頭の中は澪っぱいでいっぱいであった。


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:06:11.90 ID:Kj17ynJE0

夕食後にはやっと練習があった。
いつもより豪華な機材を使えるとあって
律先輩やムギ先輩は張り切っていたが
私はもう澪先輩のおっぱいにばかり意識が行っていた。

澪先輩はTシャツ姿だった。
わりとゆったりした服だったが
それでもなお服の下に隠されたおっぱいは
存在を主張するかのように
Tシャツを盛り上げていた。

そのおっぱいをもう一度見たい。
今度は水着じゃなくて生で見てみたい。
見るだけじゃ生殺しなので触ってみたい。
谷間に顔をうずめてみたい。
乳首をしゃぶり回したい。
においをかぎたい。
揉み回したい。

そんなことばかり考えていたので
私は散々な演奏しか出来なかった。
律先輩に怒られてしまったので
「これが終わればお風呂でもう一度
あの澪っぱいを拝むことが出来るから、今は我慢」
と気を引き締めなおして
残りの練習時間を全うした。


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:11:13.59 ID:Kj17ynJE0

練習が終わり、
早速お風呂に……と思ったら
澪先輩が体調が悪いと言って早々に寝室へと行ってしまった。
私たち4人はスタジオに残された。

紬「澪ちゃん、大丈夫かしら」

律「はしゃぎすぎて疲れが出たんだろ。
  一番遊んでたの、あいつだったしな」

梓「……」

唯「どうしたのあずにゃん、残念そうな顔して」

梓「なっ……別にそんな顔してません」

唯「ふーん」

律「さて、私たちは風呂はいるか」

紬「そうね」

唯「うん、今夜はお風呂で澪っぱい定例会議だね!」

紬「梓ちゃんがいるからダメよ。
  お風呂上がってからにしましょう」

律「そうだな」

梓「あの」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:16:14.26 ID:Kj17ynJE0

律「ん?」

梓「……」

紬「どうしたの、梓ちゃん」

梓「み……澪っぱーい」

それは右手を上げて崇拝の対象を口にし、
同士であることを確かめあう挨拶。
それだけで律先輩たちはすべてを察して、
私を「澪っぱいの会」の会員にしてくれた。

私たちは風呂の中で、
澪っぱいの魅力を熱く語り合った。
澪っぱいがいかに素晴らしいか。
澪っぱいの如何なるところが素晴らしいのか。
いくら語れども話題は尽きず、
風呂から上がったあとも
何十分も何時間も語り合いは続けられた。
特に律先輩が話した澪っぱいの触り心地については
私も唯先輩も鼻血をボトボト流しながら聞き入った。

かくして私は澪っぱいに夢中となり
澪っぱいの会に入会するに至った。
私は澪っぱいとの出会いに感謝し、
同志たちとともに澪っぱいの道を極め
澪っぱいを永遠に讃え続けると誓った。

しかし破滅はすぐに訪れてしまった。


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:21:15.39 ID:Kj17ynJE0

それは夏休みが終わり、
2学期が始まった最初の日のことであった。

夏休み中に律先輩が撮りためたであろう
澪っぱいの盗撮写真を分けてもらうために
私は意気揚々と音楽準備室へ向かった。

だが私を出迎えたのは
死んだように項垂れる律先輩と
ハンカチで目尻を押さえてすすり泣く唯先輩と
悲痛な顔で唇を噛み締めるムギ先輩。
部室はまるで葬式のような空気であった。

私が来たことにも先輩たちは無反応であった。
重苦しい空気に耐えかねて、
私は尋ねてみた。

梓「あの……何かあったんですか?」

その問いに答えてくれる人はいなかった。
律先輩も唯先輩も、まるで自分以外のものが存在しないかのように
自らのうちに閉じこもっていた。
そんな二人を見かねて、
ムギ先輩が質問に答えてくれた。

紬「澪ちゃんに彼氏ができたんですって」

梓「え……」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:26:16.14 ID:Kj17ynJE0

澪先輩に彼氏ができた。
それはつまり澪っぱいがどこの馬の骨とも知らぬ男に
穢されるということにほかならない。
嫌だ。
嘘だ。
あの高貴で神聖なる澪っぱいが
きたならしい男のものになってしまうなど
信じたくはない。

ムギ先輩の話によると
澪先輩に彼氏ができたのは合宿から帰ってきた後のことで、
いつも通っている学習塾でバイトをしている大学生に
付き合って欲しいと言われてOKしたらしい。

梓「そんなっ……澪先輩がどこの男と仲良くなってるとか
  誰が澪先輩に惚れてるとか、そういう情報は
  調べてなかったんですかっ」

紬「ごめんなさい、調べていなかったの。
  澪ちゃんが男と仲良くなるようなことがあったら
  まずりっちゃんに相談すると思って……」

梓「……律先輩は何も聞いてなかったんですか」

律「聞いてねえよ……何も聞いてない……
  今日いきなり言われたんだよ……
  『私、彼氏ができたんだ』……って」

梓「そんな」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:28:40.81 ID:PfopBNEfO

ものすごい狂気を感じる

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:31:17.64 ID:Kj17ynJE0

紬「まさかりっちゃんに何も言わずに
  彼氏を作るなんて思わなかったわ……
  完全に盲点だった」

梓「……み、澪っぱいは……」

紬「もう私たちのものじゃない。彼氏のものよ。
  澪っぱいの会も解散するわ」

梓「解散……」

紬「もともとそういうことになってたのよ。
  会則の第649493条251151項……
  『秋山澪に恋人ができた場合、即刻、会の活動を停止し解散すること』」

梓「……」

紬「諦めましょう。
  結局私たちは傍観者でしかないの。
  観察対象に干渉することは許されない。
  だから澪ちゃんのあるがままを受け入れるしかない。
  これ以上活動を続けても、
  澪っぱいを観察し続けても、
  私たちは澪っぱいが男に穢されていくのを
  黙って見ているしかないの」

ムギ先輩が話し終えると、
唯先輩はいきなり立ち上がって
音楽準備室から飛び出していった。
私はあとを追いかけた。


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:35:17.73 ID:Kj17ynJE0

唯先輩は空き教室の隅でうずくまっていた。

梓「唯先輩……」

唯「やだ……やだよ……
  澪っぱいが男に穢されちゃうなんて……
  そんなのやだぁ……」

梓「私だってイヤですよ……でも……」

唯「どうしようもないのは分かってるよ……
  私たちは澪ちゃんが彼氏とよろしくやってるのを
  見てるだけで……それで何も出来なくて……
  いずれ澪っぱいは……」

梓「……」

唯「やだよ……耐えられない、そんなの……
  私にはもう澪っぱいしかないのに……!!
  澪っぱいだけが私の生きる全てなのにっ!!」

そう叫ぶと唯先輩は赤子のように泣き出した。
唯先輩にとって澪っぱおが生きる全てだという言い方は
大袈裟でも何でもないことは
今までの唯先輩の言動から分かっていた。

逆にムギ先輩は割と冷静だった。
彼女にとってあくまで澪っぱいは
おっぱい道の通過点でしかない、ということだろう。


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:39:07.59 ID:Kj17ynJE0

律先輩は、唯先輩以上に
今回の件についてショックを受けていたようだった。
以前ムギ先輩が言っていた、
律先輩はおっぱいじゃなく澪先輩そのものに依存している、
という話はあながち間違いではないのかも知れない。

唯先輩、ムギ先輩、律先輩、
それぞれ澪っぱいとの接し方は異なる。
では私は?
私はこの事態をどのように受け止めて、
どのような行動を取るべきなのか。
澪っぱいとの別れは決まってしまった。
ならばどのようにして
私と澪っぱいの関係に終止符を打つべきなのか。

ムギ先輩のように、あるがままを受け入れればいい?
唯先輩のように、気が済むまで泣きじゃくれないい?
律先輩のように、ただ絶望に打ちひしがれればいい?

いや、違う。
そんなのはただ諦めているだけだ。
私にはできることがある。
取るべき行動がある。
澪っぱいのために。

梓「……唯先輩」

唯「なに……?」

梓「行きましょう」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:42:47.71 ID:Kj17ynJE0

唯「行くって、どこへ?」

梓「そんなこと聞かなくても分かっているはずです。
  私たちがどこへ行き、何をするべきなのか」

唯「……」

梓「行きましょう、唯先輩。
  私たちがやらなければいけないことは、ただひとつです。
  私には目の前の現実をただ受け入れることなんて出来ない。
  唯先輩もそうでしょう?」

唯「でもっ……そんなことをしたら」

梓「構いません。
  どちらにせよ終わってしまうことなら、
  私たちの最後のわがままくらい、
  許されたっていいと思いませんか」

唯「それじゃ澪ちゃんが……」

梓「澪先輩のことを傷つけることにはなります。
  でも私が納得する終わりを迎えるためには、これしかない」

唯「……分かったよ、あずにゃん。本気なんだね」

梓「はい」

唯「分かった。私も一緒に行くよ。
  終わらせよう、私たちのすべてを……」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:46:26.74 ID:Kj17ynJE0

私たちのやろうとしていることは単純明快、
ただ男の手に穢される前に澪っぱいを我が物にしようという
人として最低最悪の行ないであった。
これは私たちのエゴでしかない、
澪先輩のことなど何も考えていない行動である。
しかしこうでもしなければ、
永遠に澪っぱいに縛られて私たちは生きていくことになる。
私たちの中に渦巻く澪っぱいへの欲望を、
澪っぱいに一気にぶちまけてしまうことによって、
私たちは澪っぱいとの決着を付けることが出来るのだ。

私と唯先輩は教室から出て
音楽準備室前の階段の踊り場で澪先輩を待った。

澪先輩を待つ時間は長かった。
いや、実際にはそれほど時間は経っていたわけではないだろうが
私にとっては果てしなく永く感じられた。
その時間の中で私は今までのことを思い返していた。
澪先輩との出会い。澪っぱいの会の定例会議の目撃。合宿での覚醒。
澪っぱいを愛する同志たちとの語らい……

ふと隣を見やると、唯先輩が泣いていた。
唯先輩も私と同じように
思い出を振り返っていたのだろう。
だが澪っぱいとともに過ごした時間は
私よりも唯先輩のほうがずっと長い。
涙を流してしまうのも無理はあるまい。
……と、そこに。

澪「あれ、二人ともこんなとこで何やってるんだ?」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:50:07.15 ID:Kj17ynJE0

梓「あ……澪先輩っ」

唯「ひっく……ぐすっ」

澪「唯、泣いてるのか……?
  どうしたんだ、何かあったのか」

梓「ああいえ、なんでもありません」

澪「なんでもないようには見えないけど」

梓「いやほんとに何でもないですから大丈夫です。
  それより澪先輩」

澪「何?」

梓「彼氏できたって本当ですか?」

澪「え、ああ、本当だよ……
  あはは、もう梓も知ってたのか」

梓「ムギ先輩に聞きましたから」

唯「うう……ぐすっ」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:54:07.33 ID:Kj17ynJE0

澪「じゃあ音楽準備室行こうか。
  今日は2学期最初だし、久々にちゃんと練習したいな」

梓「あ、あのっ」

澪「なんだ?」

梓「彼氏とは……その、どこまで」

澪「えっ、ど、どこまでって……」

梓「チューとかしましたか?」

澪「いやいやいやそんなのまままままだだよ……
  まだ付き合って2週間くらいしか経ってないんだし……」

梓「手をつないだりとかも、まだ?」

澪「そう……うん」

梓「ということは……その体はまだ
  男の手で穢されちゃあいない……ってことですね」

澪「は?」

梓「いきますよ唯先輩!」

唯「うぉあぁぁぁぁぁ!」

澪「え!? ええっ!?」


68 : ◆ygyQdsLcWw :2010/10 /21(木) 23:58:08.37 ID:Kj17ynJE0

梓「おらあああああああ」

唯「どらっしゃああああ」

澪「うわあああああああ!!」

梓「どおおらあああああ」

唯「うるおああああああ」

澪「ちょ、こら! 何すんだやめろ!」

梓「ううううやああああ」

唯「どるぇいいいあああ」

澪「なっなにをっ、落ち着け二人ともっ!」

梓「どおおああああああ」

唯「ふああああああああ」

澪「ひい、やめろって言ってるだろっ!」

梓「だあばああああああ」

唯「どんぼらあああああ」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /21(木) 23:59:30.80 ID:3ExedHbMO

壊れたww

71 : ◆ygyQdsLcWw :2010/10 /22(金) 00:02:08.38 ID:KnEI+IEj0

私と唯先輩は二人がかりで澪先輩を押さえ込んだ。
澪先輩の抵抗は激しかった。
しかし私たちは抵抗に屈せず、
澪先輩の制服を力づくで脱がせてやった。
まるでクリスマスの朝、
枕元のプレゼントを見つけた子供が
プレゼントを包む綺麗な包装紙を
無造作に破り捨てるかのように。

そしてついに姿を現した。
私たちが崇め讃え奉ってきた
魅惑の澪っぱいが。

私は澪っぱいを生で見るのは初めてだった。
しかし感動している余裕などなかった。
一刻も早くこの澪っぱいを我が物にしたい……
私の頭はそんな考えでいっぱいになっていたのだ。

私と唯先輩は澪っぱいにしゃぶりつき
舐めまわし揉みまわし嗅ぎまわり
頬ずりし齧りつき掴み離し
ただひたすら本能の赴くままに
目の前にある澪っぱいをもてあそんだ。
他のことは何も考えられなかった。
今この瞬間、
私たちの全ては澪っぱいとともにあった。
そしていつの間にか私も涙を流していた。


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:06:08.32 ID:KnEI+IEj0

梓「うっ……うううっ」

なぜ泣けてきたのかは分からない。
悲しみか、達成感か、罪悪感か……
感情を表す言葉はたくさんあるけれど
どんな言葉を以てしても今の私の気持ちは
言い表すことが出来ないような気がした。

唯先輩も泣いていた。
そして涙声で歌い始めた。

唯「乳~のもとにぃ、集いし我ら~ぁ」

私もそれに続いて歌う。

梓「志は、天より高く~」

唯「愛しき乳を~、愛~でるため~っ」

梓「我~ら火の中、水の中~ぁ」

私たちは澪っぱいを揉みながら熱唱した。
泣きながらだったためにほとんど歌えていなかったが
それでも私たちの魂が込められたこの歌は
今この時にこそ歌わなければならなかったのだ。

唯梓「嗚呼、澪っぱーい澪っぱーい澪っぱーい、ともに~歩まん~っ!」

そのあと三番まで私たちは歌い続けた。
澪先輩は転校した。


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:07:04.22 ID:IOdIi6XF0

正しい判断だ

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:07:31.36 ID:G7mxr12MO

狂気

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:10:08.57 ID:KnEI+IEj0

唐突だが澪先輩はこのあと数日ほど学校を休んだかと思うと
誰にも行き先を告げず転校してしまったのだ。
きっと私たちのしたことが原因だろうが真相は分からない。
また澪先輩は私たちにされたことを誰にも言わなかった。
それゆえ私たちが咎められることもなかった。
これは澪先輩が私たちに情けをかけてくれたのか、
ただ思い出したくなかっただけなのか、理由は不明である。
私は前者として受け取っておこうと思う。

ついでに律先輩も唯先輩も学校に来なくなってしまった。
いや、唯先輩は二日ほど休んだだけだったのだが、
律先輩の方は澪先輩が転校してからずっと不登校を続けている。
澪先輩がいなくなったことが相当堪えたのだろう。
いつも気丈に振舞っているように見えて
割と精神がもろい人だった。

ムギ先輩はいつもと変わらなかった。
まあ、ムギ先輩は澪先輩にそこまで思い入れはなかったようだし
澪先輩がいなくなったところで
「友達が一人減って寂しい」くらいにしか思っていないだろう。

ムギ先輩とはよく音楽準備室でお喋りをする。
音楽準備室に来るのは私たち2人だけだ。
唯先輩は軽音部を辞めてしまった。
彼女にとっては澪っぱいのない軽音部など
参加している意味なんてないのだろう。


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:14:08.77 ID:KnEI+IEj0

紬「どうぞ、紅茶が入ったわよ」

梓「ありがとうございます」

紬「……軽音部も、解散になっちゃったわね」

梓「私と唯先輩のせいですよね」

紬「そうね……ああ、責めているわけじゃないから、
  勘違いしないでね」

梓「……ムギ先輩」

紬「何?」

梓「私と唯先輩がしたことは本当に正しかったのでしょうか」

紬「正しい訳がないわ。
  澪ちゃんを転校に追い込んで、結果としてりっちゃんまで
  不登校になってしまった……
  普通なら退学モノよ」

梓「じゃあなぜあのとき止めてくれなかったんです?
  澪先輩の悲鳴は音楽室まで聞こえていたはずです」

紬「間違いだと分かっていても、止められなかったわ。
  私も梓ちゃんと同じ立場なら、きっとああしただろうし。
  りっちゃんだってそうよ」

梓「……」


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:18:08.42 ID:KnEI+IEj0

紬「色々な人を傷つけてしまったけれど……
  あなたは澪っぱいの会の一員として、
  男よりも先に澪っぱいを自分の手に収めた。
  その功績は讃えなければならないわ」

梓「やめてください。解散したはずでしょう」

紬「そう。表向きは……ね。
  でも現物がなくなったら、そこでその全ては潰えてしまうのかしら?
  釈迦が死んでから2400年も経つけど
  仏教は未だに世界的な規模の宗教として根付いているわ。
  それは釈迦の死後も、人々が教えを語り継いでいったからよ」

梓「どういうことです?」

紬「私たちの心にはまだ澪っぱいが残ってる……
  それがなくなるまでは、
  澪っぱいの会を本当に解散してしまうのは惜しいわ」

梓「……」

紬「まだ終わってなんかいないわ、
  私たちの澪っぱいの会は」

梓「ムギ先輩……」


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:19:20.26 ID:RjvnyJco0

軽症かと思われたムギが一番重症だったでござる

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:22:09.36 ID:KnEI+IEj0

ムギ先輩は音楽準備室の窓を開け放った。
季節は10月。
残暑もとうに過ぎ去って、
秋晴れの空から爽やかな風が吹きこんでくる。

紬「澪っぱい、ばんざーい!」

いきなり大声を上げて万歳を始めたムギ先輩に
私は一瞬だけ驚いたが
すぐに窓際に走り寄って、ムギ先輩の隣に立った。

梓「澪っぱい、ばんざーい!」

そうだ、澪先輩はいなくなり、
澪っぱいも私たちの前から姿を消したが、
今も澪っぱいは私の心に生き続けているのだ。
澪っぱいが死に絶えることはない。
そして私はその澪っぱいの伝説を
後世に語り継いでいかねばならない。
それが澪っぱいに魅せられた者の使命なのだ。

紬「澪っぱい、ばんざーい!」

梓「澪っぱい、ばんざーい!」

ありったけの想いを込めた万歳三唱は
美しく澄み渡る青空に
どこまでも高く響いていった。

                                                       お         わ                                り



91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:22:50.65 ID:KnEI+IEj0

これでおしまい

澪ちゃんの巨乳設定って死んでるよね

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:23:14.77 ID:w52NxpYR0



95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:24:15.08 ID:bfDno0930

このスレタイでこの展開になろうとは


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10 /22(金) 00:27:02.11 ID:23g4XwLh0

乙!!!!!
惜しみないスタンディングオベーションを送る!!!!!!!!





| けいおん!!SS | 12:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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COMMENT

こういうSS書ける奴が心底うらやましい

| | 2010/10/22 16:39 | URL |















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